(あなもりいなりじんじゃ/東京都大田区羽田)
取材日:2003年7月20日
本殿と奥の宮の裏手はこんな感じになっています。いくつかの小さな祠や石狐があちこちにあって、見るからに妖しい空間です。 | |
まず、最初に目につくのがこの大きな大きな狐。1メートルはあります。うっすらと緑の苔が生えています。ちょう ど目の高さが我々と同じくらいなので、なんとなく見つめてしまいます。尻尾がとってもやわらかそうです。 | |
その大きな狐の脇の階段を上っていくと、こんな祠が並んでいます。 | |
さらに上はこんな感じです。一番上のところが御獄神社になっています。でも、そこには狐はいないようです。 | |
この狐、どう思います?コンクリート製の不細工な狐です。どう見てもへたっぴいな造りですね。ところどころ に金網の骨組みが見えているし、形もとても稚拙です。いったい、誰がこれを作ったのでしょう?とっても興味深々です。 | |
これがその相棒です。ふふ、これもへたっぴい。でも、ちゃんと、ほら。足下には子狐がいますよ。それにしてもなあ・・・・・・。 | |
でもねえ。なんとなく、いいんですね、これが。見ていると、だんだん親しみがわいてくるというか。なんか説得力 があります。魅力的です。もしかしたら、これは「謎の巨匠」の作品でしょうか? | |
これは奥の宮に続く赤鳥居の隣に3連続いている祠のひとつです。 | |
これはもうひとつの祠です。ここでもたくさんの眷属が祠を守っています。 | |
さらにもうひとつです。 | |
その脇の祠にあった一匹の母親狐。足下の子狐をやさしくかばっています。とってもやさしそうな表情をしています。 | |
穴守稲荷の境内の端に狐塚と呼ばれるものがあります。写真の右に見えるのが神楽殿でその先にひっそりと赤い鳥居が見えているのがそれです。 | |
これがその狐塚です。狐がいっぱいいますね。ある者はおしゃべりをしているし、ある者はこちらをにらんでいます。 まさに、ここは狐の世界です。人間は入り込めそうにありません。ここは神社の境内にあって神社ではない。そう感じさせる空間でした。 |
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さらに近づくと、この雰囲気です。ここだけ明らかに周囲と違う温度と湿度をもっています。しっとりと冷たく静か で。わたしもさすがに、この中には足を踏み入れることはできませんでした。 | |
これは参道の店で売っている油揚げと餅のお供えセット。これで150円なり。 | |
近くの店では、こんな狐のフィギュアも売っています。あ、そうは言わないのかな? |