(あなもりいなりじんじゃ/東京都大田区羽田)
取材日:2003年7月20日
文化元年(西暦1804年)頃、鈴木新田(現在の空港内)開墾の際、 沿岸の堤防がしばしば激浪のため大穴が生じ、被害を受けた。そこで稲 荷神社を祀り御加護を願った折、以降風浪の害も無く霊験あらたかであ った。昭和20年の終戦にて、米軍の羽田空港拡張のために現在地に遷 座した。終戦当時から数々の神秘的現象が起こった為、畏れられ取り壊 せず活きた大鳥居として今でも空港内に聳えている。空の旅をする人た ちの中には当社のお守りを授かっていく人も多い。 (以上「穴守稲荷神社」ホームページ記述より転載) |
京浜急行の蒲田駅ホームにはこんな狐の看板があります。 羽田空港に向かう若いカップルたちの様子とは対照的な風景です。 |
|
穴守稲荷神社の本殿。立派です。両脇にはちゃんと一対の狛狐がいます。 | |
これが穴守稲荷の本殿前にある狛狐です。劇画タッチで凛々しい表情の狐です。尻尾は下に巻いていますね。 | |
これが反対側の狐。こちらは、ちょっと口を開けています。前足の下に子狐がちらりと見えています。 | |
子狐のアップです。いたずら小僧みたいな表情でかわいいですね。でもお母さんにしっかりと押さえつけられています。 母狐の尻尾に子狐の手がちょっとかかってるのが、かわいいです。 |
|
本殿のまわりには小さな祠がいくつもあります。それぞれ に小さな狛狐がいて祠を守っています。これは赤い箱にお 金を入れて、社の中の「招福砂」という有難い砂をいただく祠です。 | |
これも、そんな祠のひとつ。大小の狐たちが得意そうに守っています。これだけの狐に守られていたら、お稲荷様も安心でしょうね。 | |
本殿の右脇にある「奥の宮」の入り口の鳥居です。だんだんミステリアスな雰囲気になっていきます。 | |
これが奥の宮に通じる赤い鳥居の列。これをくぐっていくという「仕掛け」はいったい誰が考えたのでしょう? 一種のエンタテイメント効果ですね。 |
|
これが奥の宮の社殿です。意外に地味なものです。 | |
しかし、中はすごい!奉納されたミニ鳥居が雑然と山積みになっています。その手前では一対の狐がそれらをしっかりと守っています。 | |
これが奉納鳥居を守る狐です花崗岩ではなく大理石のように表面がつるつるしています。 ちょっと俯き加減で、奥ゆかしい表情の狐です。小さいながら風格は満点です。 |
|
奥の宮に供えられていた油揚げとお餅です。やっぱり稲荷といえば油揚げなんですね。 |