成田山横浜別院(その四)

(なりたさんよこはまべついん/横浜市西区宮崎町)

取材日:2004年2月22日



三つの稲荷が合祀されている社のかげに、こんな鳥居があります。
そしてその背後には、小さな小さな祠が見えます。
石造りの小さなほこらですが、なんとなく妖気を感じますね。
社の裏手にはなんと、こんな階段があります。そして、その先にはいくつかの洞穴があります。昇ってみましょう。
これらがその洞穴です。それぞれに、ちいさな狐たちが守っています。
これは瀬戸物狐軍団ですね。
洞穴の中にある、石碑です。この怪しい雰囲気はいったい何なんでしょう?
そして、祠の脇にも、こんな狐がいます。まるでダックスフントみたいです。耳が垂れていますね。こんな狐はいません。
「亀の子の塚」とありますが・・・。なんだかよくわかりません。
「亀の子の塚」の由来なのかこれらの稲荷の参道の真ん中には、このような池があります。中央が「弁財天」です。
池には、たくさんの亀がのんびりと甲羅干しをしています。
三つの稲荷が合祀されている池の中央にある石碑には「魚族発菩提」とあります。 釣り好きな私としては、なにやら釣果を期待して拝みたくなるような石碑です。
階段を登り切った成田山の本殿隣には、こんな稲荷もあります。「出世稲荷」といいます。出世や商売繁盛の神様ということでしょう。
成田山横浜別院の石碑を通して見るみなとみらい地区の風景。まるで巨大な墓石のようにランドマークタワーが聳えています。

近代的な都会の真ん中に、こんなミステリアスな空間があるなんて素敵なことです。
昔の人は、きっと現代人には見えなくなってしまったものがちゃんと見えていたに違いありません。
この地が、とても大事な場所であることをちゃんと感じ取っていたのでしょう。

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