(とさいなりじんじゃ/大阪市西区北堀江)
2005年12月18日奉納
大阪の友人が送ってくれた写真があったので、それを紹介します。 場所は大阪の西区、北堀江。この地はもともと土佐藩の蔵屋敷近く で、その屋敷の鎮守社として祀られていたようです。主祭神は「宇 賀御魂大神」で、「宇賀」というのは、食糧、特に稲穀の豊穣を守 護する神様のようです。起源は定かではないようですが、もともと 蔵屋敷に祀ってあったものが、1710年(享保年間)に藩主山内豊隆 の崇敬するところとなり、この屋敷の鎮守神として祀られたものの ようです。別の資料によれば、この辺はもともと大阪での流通セン ターのような場所であり、全国各藩の様々な物資が集中していたよ うです。また、そのような歴史を背景に、ここは三菱グループの創 業の地でもあるそうです。 |
配置関係がよくわからないのですが、たぶんメインの参道でしょう。土佐稲荷なる表記 がありませんが。こういうのはよくあることです。しかしこういう神社の境内というの は、なんとも気分が落ち着くものですね。 | |
これはたぶん本殿の額でしょうね。金、青、緑、赤と、なんと派手な配色でしょう。いかにも「稲荷」的で素敵。 | |
こちらはやけに地味な額。稲荷神社では、いくつかの大神を合祀していることが珍しくありません。ここも、そのようです。 | |
これも合祀された大神のひとつのようですね。「王根」(おおね)でしょうか? | |
こんな小さな社もあるのですね。小さな注連縄がかわいいです。 | |
こちらの社もかわいいですが、ここにはちゃんとお狐様がお座りしています。 | |
稲荷神社お馴染みの赤鳥居群です。 まさに異次元空間につながるタイムトンネルです。 |
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そして、いよいよ土佐稲荷のお狐さんです。さすがに関西のお狐はしなやかですねん。 全体に丸みがあって、ふっくりしていますね。 |
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こちらは巻物咥えておられます。 ちょっときつい目つきですね。耳、目、口の着色が、とても効果的な感じです。 しかし、スマートで美しい狐ですね。惚れ惚れします。 |
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由緒書にもあるように、この稲荷は伏見稲荷からの分霊ということでなるほど、このポーズ、伏見稲荷でも見かける ものです。なんとも大胆な構図ですなあ。 | |
いよ!名古屋名物、金のシャチホコ立ち〜!! でも、狐って本当にこんな格好するんでしょうか?ジャンプはするけどね。デフォルメが、けっこう今風ですが、最近の作でしょうか? |
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? なんだ、これは? これはどう見ても「ウサギ」です。しかも、塀沿いにかなりいじけて座っていますね。 神社に様々な動物が祀られているのは珍しくないですが、兎は初めてです。サイドビューも欲しいですね。 |