(はなぞのいなりじんじゃ/東京都台東区上野公園)
取材日:2005年6月16日
上野公園内にあるお稲荷さんです。古い由緒は不明のよう で正式名称は「忍岡稲荷」といい、またこの神社がもとも と石窟の上にあったため「穴稲荷」とも呼ばれているよう です。 |
上野動物園入り口から不忍池に向かって歩いていて出会ったお稲荷さんです。わたしがこの赤い鳥居を見逃すはずがありません。 | |
最初の石の鳥居をくぐると、そこから先には、このように赤い鳥居が連なっています。 これをくぐって歩くと異次元に通じるタイムトンネルのような感じです。 |
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階段を下りた先にも、さらに鳥居は続き、先の方にようやく本殿らしきものが見えてきます。 | |
階段を降りきったところで、石の鳥居で締めくくりです。向こうには本殿の屋根が見えています。 | |
たくさんの木々に囲まれた花園稲荷の本殿です。緑の中の赤い幟と大きな白い堤燈。手前両脇には小さいですが狛狐 が見えます。この日はちょうど小雨模様でしたので、ことさらしっとりとした感じでした。 | |
古そうな石狐です。お尻の方にはうっすらと緑の苔が生えています。 これは子供を抱えています。左足でそっと子狐をおさえていますね。 |
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ほら、幼い子狐を母親の手がしっかりと守るようにおさえています。 | |
母狐の顔のアップです。目は吊り上がっていますが、それでもなんとなくやさしそうです。むしろ子狐を守る厳しさなのかもしれません。 | |
一方こちらは「親父」狐です右足で宝珠を守っています。やはりこちらもお尻や尻尾には、苔が生えています。 | |
親父狐の顔のアップです。やはり、先の母狐とは表情が違います。 頭の形もちょっと角ばった感じがします。表情もきりっとして、威嚇しているようですね。 |
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本殿にはこんな立派な額があります。かつては鮮やに彩色されていた痕跡があります。 | |
本殿の近くには、こんな鳥居も立っています。よく見ると狛狐もいますね。何があるの かしらん?なんとなく、怪しい雰囲気です。 | |
その鳥居の前に立って奥を覗いたところです。建物の中は薄暗くなにやら看板が貼ってあります。ますます怪しい感じです。 | |
入り口の両脇を固める眷属たちです。例の筋肉質スタイルの石狐です。なかなか厳しい表情をしています。 | |
さても、この看板です。ここは「穴稲荷」というらしい。 名前からもかなり怪しい。これによれば、この穴稲荷は正確には「忍岡稲荷」(しのぶがおかいなり)といい、この花園稲荷の旧跡ということです。 |
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で、行き止まりから左手奥に向かうと現れるのがこの祠。 実際には、もっと暗くて本当に異様な雰囲気です。たまたま後ろから別の客が入って来 ていたので平気でしたが、一人ではここに留まる自信がないほどの雰囲気でした。例の ごとく火山岩のようなごつごつした岩石に囲まれて、小さな、しかし威厳たっぷりの祠が鎮座しています。なんとも威圧感を感じる稲荷でした。 |
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祠のアップ写真です。どこかに霊でも写ってしまうのではないか、とシャッターを切る瞬間に思ってしまいました。 どうでしょう?何か見えますかね? |