(ゆうらくいなりじんじゃ/東京都千代田区有楽町一丁目)
取材日:2004年2月14日
安政六年、永井飛騨守が天下泰平と子孫繁栄を祈念して創立された もの。以来、地元の氏子の熱い信仰心のもと、様々な状況変化にも めげずに今日に至っている。大正12年の関東大震災の際にも周囲 はみな延焼したにも拘わらず、当地のみ災害を免れたという。昭和 48年の有楽町電気ビルの新築に伴い、一時、赤坂山王日枝神社に 遷座されたが、昭和54年2月に再びこの地に復座した。 (有楽稲荷神社由来記参照) |
この神社は有楽町駅の真ん前にある「有楽町ビル」の敷地内にあります。まさに都会のど真ん中にある稲荷です。平
日はビジネスマンが行き交い休日には旅行客や都会に遊びに来た人たちで賑わいます。 この日も隣のビルに用事があって来たのですが、偶然にもこの神社を発見してしまったのです。 |
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都会のビルの中と言っても、この狭い一角だけは低い立木に囲まれ、しんとした空気を漂わせています。 | |
木彫りの粋な額です。ここにはしっかりと「有楽稲荷神社」とあります。 | |
小さいながらもしっかりとした造りのお社です。宮大工のきっちりした仕事がうかがえます。前にある一対の灯籠がいかにも粋ですね。 | |
これはステンレス製の賽銭箱です。こういうところがなんともクールで都会的です。 | |
お社にはたくさんの千社札が貼られています。いかにも江戸下町の神社らしい。 | |
お社の前には水も榊も瀬戸物狐もちゃんと供えられてあります。こんな場所で、いったいどんな氏子さんたちがいるというのでしょう? |