神明大神

(しんめいおおかみ/川崎市中原区中丸子)

取材日:2006年3月16日
奉納日:2006年3月18日

南武沿線道路に面した、かなり大きな神社で通称「中丸子神社」と呼ばれているらしい。稲荷は、その一角に祀られています。境内は公園になっており、子供達の元気な声も聞こえます。


幹線道路とは反対側に向いた神社の参道と鳥居。これを見ても、この神社の規模が想像できます。
これが神明大神の本殿。立派ですね。この屋根のつくりは神社によく見られるもので、両脇に出ている角状のものを「千木(ちぎ)」、稜線に6本並んでいるのを「堅魚木(かつおぎ)」というのだそうです。
由緒書きもあったのですが、合祀されている稲荷については、記述はありませんでした。
本殿に向かって、右後ろ方向にあるのが、この稲荷です。こじんまりとはしていますがちゃんと基本的な構成はできています。
赤鳥居、狛狐、赤い社。完璧なセットで、グッドです!
正面からみた稲荷。タイムトンネルというには、鳥居の数がやや少ないですが、異空間への誘い効果は満点ですね。
赤く塗られた社の前には、残念ながら檻に入った狛狐がいます。無粋ですが、仕方ないのでしょうね。人心の荒廃具合が、こんなところにも現われているのです。情けない。
右側の狐さん。珠を咥えて相方の方を睨んでおります。
こちら、その相方さん。巻物を咥えております。こちrも、なかなか険しい表情ですね。
これは、社の中をフラッシュ撮影したものです。中には御神体があるであろう祠が。そして、それを1対の眷属狐がしっかりと守っています。
こちらは、外の狐よりもさらに厳つくて強そうです。筋肉もりもり。
本当に狐には見えないのですけれど、やっぱり狐なんでしょうね。
ちなみに境内にはその他さまざまな御神体のようなものがあります。
これは圧倒的存在感のある老木ですが、手前の石碑には「おしゃもじ」と書いてあります。いったい、何なんでしょう?
こちらも何やら怪しげな祠ですが、中を覗いてみると、中には小さな石の祠が入っていました。石碑には「すいじん」とあります。「水神様」なのでしょうか??

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