(ふじもりいなりじんじゃ/川崎市川崎区大師駅前2丁目)
取材日:2006年3月12日
奉納日:2006年3月17日
これは川崎大師付近にある「若宮八幡宮」の境内に合祀されているお稲荷さんです。以前、川崎大師に初詣に来たときについでに訪れ、なんとなく稲荷もあったような記憶があったので、チェックしてみたところ、これを見つけました。 |
川崎大師駅のすぐ前にある「若宮八幡宮」の入り口です立派な石造りの鳥居です。 | |
鳥居をくぐり左手を見ると左手奥に何やら赤いものが見えます。いや車のことではなく、稲荷特有の赤鳥居です。 ちなみに、手前のイヌは参拝者の連れでしょうか。こういうところに来ると、イヌものんびりするのですかね? |
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更に近づいてみると、そこには二つの鳥居が並んでいます。 | |
左手の鳥居には「大鷲神社」とあります。何やらかっこいい名前ですね。でも、わたしの興味は、左手のお稲荷さんです。 | |
こちらがお稲荷さんの額です見ると「藤森稲荷大明神」とあります。 | |
さあ、お稲荷さんにはつきものの赤いタイムトンネルです。いつ見てもなんともいいものですね。思わずくぐってみたくなります。いったい誰がこんな仕掛けを考えたのですかね??? | |
鳥居をくぐると奥には意外に地味なお社があります。これは赤くありませんでした。 その手前には、お約束の狛狐がおわします。 |
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では、失礼して近づいて見てみましょう。向かって右手の狐は母狐。前脚でやんちゃ坊主をしっかりと押さえています。 | |
アップにしてみると、やんちゃ坊主の表情がよくわかります。ほら、いたずらしたくてウズウズしているみたいです。 狐の身体には、石を削ったときのノミの跡が残っていて、作者の手業を感じさせます。 |
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こちらが、相方です。父ちゃんはクールな表情で、例によって珠を抱えています。 | |
狛狐のうしろには、お役目を終えた狐たちが「安置」されていました。でもこれらも、なかなか魅力的な狐たちであります。 | |
なかなかいい形してますね。 | |
これなんか、造型も表情もかなりの出来栄えで、作者の技量とセンスがうかがえます。いい作品ですねえ。 | |
「お〜い。俺のことも見てくれよ」なんて言ってるような狐もいます。 | |
中にはこんな悲惨な状態の狐もいますが、どれもここに安置されて、ほっとしているのでしょうか。 | |
ちなみに、裏手にはこんなものも「安置」されていましたこれはお隣の大鷲神社のものだと思いますけど・・・。 |