(つるがみねいなりじんじゃ/横浜市旭区鶴ヶ峰)
取材日:2005年11月19日
奉納日:2005年11月24日
相鉄線鶴ヶ峰駅から5分ほど歩いたところに、「鶴ヶ峰公園」が あります。 由緒書きはなかったのですが、この神社は近隣でも 有名らしいです。今は無くなりましたが、つい最近まで、相鉄線 の鶴ヶ峰駅構内に神社の看板が出ていました。きっと盛大なお 祭りでもあるのでしょう。 |
帷子(かたびら)川沿いの公園には、親子連れやおじいちゃんが三々五々に集まって、ひなたぼっこやキャッチボールなどをしています。 稲荷神社が公園の中にあることはよくあることで人々の日常生活の中に溶け込んで、とってもいい感じです |
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神社を正面から見たところです。両脇の赤い灯篭が粋な感じです。真っ青な冬空を背景に従えて、いい感じですね | |
よく見ると、鳥居は金属製です。最近はスチール製のものをよく見かけます。たいていは真っ赤なペンキで塗られているのですが、ここの鳥居は重厚な「鉄色」です。金属の継ぎ目もけっこう目立ってメカニックな魅力があります。 | |
金属の鳥居をくぐると、その先には実に清楚な稲荷の社があります。全くなんということのない社ですが、こういう普通の佇まいが好きです。 | |
そして、その社の中には、色褪せてしまった額があります。 そこには「鶴ヶ峰稲荷大神」の文字がようやく読める程度に。 |
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さあ、いよいよこの稲荷の眷属たちの登場です。柵の外側には、まだ真新しい狛狐が1対。これは例の「筋肉質タイプ」ってやつ。 顔はいかついですが、赤い前掛け姿は、なんかかわいいのです。柵の後ろには、現役を引退したのか、先輩狐が見えます。 |
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顔のアップはやはり、ちょっと恐いですね。なにもそんなに眉間に皺をよせなくてもいいと思うのですが。 お役目、ご苦労さまです。 |
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向かって左手の狛狐。こちらは、例によって口に巻物を咥えています。心なしか、こちらの顔の方が向かって右側のお狐よりも恐いような・・。 | |
ほらね。 | |
お社の柵の内側には、現役を引退したのでしょうか、先輩の狛狐が鎮座しています。役目を終えたとはいえ、まだまだ立派に緊張感があります | |
ひゃあああ。かっこいいですねえ! 最近の狐よりも、いい表情をしています。というより、美的に優れています。やっぱり作者のセンスと力量の差なのでしょうか。 あ、新型の作者さん、ごめんなさい。 |
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向かって右手の狛狐は、大変なことになっていました。お顔が無残にも欠けてしまっています。これが原因で、現役を引退せざるをえなかったのでしょうか。事故か、はたまた故意の仕業なのか。それで関東近辺の狐は、よく金網の中にいるのかもしれません。尻尾まで折れてしまっていますね。かわいそ・・・・。 | |
お稲荷さんには、お婆ちゃんがとても似合います。この日も、取材していたら、お婆ちゃんがやってきて、がらがらを鳴らして拝んでいました。これもいい風情です。 | |
稲荷神社といえば、なぜか欠かせないのが野良猫です。どうして稲荷神社にこうもぴったりと収まってしまうのでしょうか?ちらりとこちらを睨んだ瞬間に撮ってやりました |