小金稲荷社

(こがねいなりしゃ/横浜市神奈川区幸ヶ谷)

取材日:2004年1月24日
更新日:2006年3月26日

JR京浜東北線と京急本線の間にはさまれた「慶運寺」というお寺 の中にある小さな稲荷です。このあたりは、神奈川の散歩道にな っており、いくつかの寺巡りが人気です。

お知らせ

これは、当初2004年1月 に取材したものですが、その 後2006年3月に行ってみ たところ、このお稲荷さんは 跡形もなくなっていました。 残念なことです。
その跡を写したのが左の写真 です。




慶運寺は室町時代に開かれた由緒ある寺で、開港当時はフランス領事館としても使われた歴史ある寺だそうです またこの寺は別名「浦島寺」とも呼ばれています。これは浦島太郎が竜宮城から持ち帰ったとされる観音像が安置さ れていることに由来するのだそうです。
寺の門を入るとすぐ右手にあるのが、この稲荷。とても小さくて素朴な祠です。その由 来も定かではなく、地元の住民が密かに信仰しているものなのでしょう。>
小さな社の足下に置かれた稲荷の銘板。「小金稲荷社」と金字で書かれてあります。
もともとは、お社の上にでもかけられていたのでしょう。
中にはさらに小さな祠があります。そこには、小さいながら、確かな稲荷の世界が広がっていました。
榊と餅が供えられています。その両側には小さな狛狐がおわしました。そして、その手 前にはいつもの瀬戸物狐たちが賑やかです。
こちらの狐の足下にあるのは鍵でしょうか?左足でしっかりと守っています。
こちらの狐は宝珠を持っています。
この慶運寺は室町時代に開かれたそうです。
ここには、犬猫のためのお墓もあります。そして、手前にはいかにも浦島寺らしく亀の像も。

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