(なりたさんななしまふどうそん/横浜市神奈川区七島町)
取材日:2003年11月3日
大口の商店街からちょっとはずれた道沿いに、突然姿を現すのが この成田山七島不動尊。道からすぐにせり上がる高台にへばりつく ようにある不動尊です。お稲荷さんは、この中にあります。 |
名称が示すように、ここは基本的には不動尊です。入り口から入ると右手奥にはその祈祷所 があります。左にちょっと見えている赤い鳥居が、稲荷神社の入り口です。 |
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左手の高台に沿うように上り坂になっている稲荷の境内です。 奥に見える鉄骨の正体は、あとで明らかにしましょう。 |
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さらに昇るとますます狭苦しくなっていきます。それにしてもこの鉄骨はいったい何でしょう? | |
さあ、ようやく祠にたどり着きました。鳥居の額には「正一位稲荷」の名称が記されています。 | |
薄暗い祠に中には、いつものように多くの瀬戸物狐が奉納されています。 その手前両側では、花崗岩を彫った狐がそれらを守っています。でも、この祠全体が金網で覆われ、なにか悲しいものを感じます。 |
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これもやはり金網に囲まれた石狐。よく見えなくて残念。 でも、ちょっと変わった形なのはなんとなくわかります。この狐は珍しく寝ているのです。普通はしゃん と座っているものなのですが。それに、よく見ると、子狐がその背中に昇ろうとしているのがわかります。 そしてこちらをちらりと振り向いているあたり、なかなかかわいいのです。 |
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そしてこちらが、向かって左手の狛狐です。たぶん、こちらは雄なのでしょう。 しかし、こちらもやはり寝そべっています。前足には珠のようなものを抱えています。 それにしても、この金網は無粋ですね。 |
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鳥居や祠の上を見上げると、そこにあるのはなんと自動車が!そう、ここの神社の上は駐車
場になっているのです!ああああ。なんという無神経さ。稲荷の上にこんなものを設置するなんて。不敬きわまりない! それほど信心深くないわたしでさえも「これはいかんだろう!」と感じるのですが。 都会の稲荷の哀しさ。これでいいのかなあ?? |