稲倉稲荷神社

(いねくらいなりじんじゃ/山形県山形市六日町)

取材日:2003年8月10日

医王稲荷から徒歩で10分くらいの場所に、こんもりとした木立に囲まれた 「熊野神社」がある。そして、その本殿の右側にちらりと赤い鳥居が見える のが、稲倉稲荷神社である。


境内社稲倉稲荷神社は老朽甚だしき折柄、第60回伊勢神 宮式年遷宮の古材を拝領の栄に浴し、昭和51年社殿改築 し霊験現たな衣食住の守護神として威容を後世に輝いている。
(境内の由緒書きより)
熊野神社の本殿に較べ、とっても地味な感じの稲荷神社。 赤い鳥居もちょっともの寂しげである。はたして、ここに 詣でる人はいるのだろうか?ちょっと心配。
実にシンプルな神社である鳥居の奥には狛狐はなく、 一対の「灯篭」があるのみ祠の扉には小さな穴はある のだが、中は真っ暗で何があるのか、うかがい知れな い。フラッシュを使った撮影も無理であった。いつか 祠の中を確かめたいものだそれにしても、稲荷神社を 訪れて、一匹の狐にもお目にかかれないのは、本当に 残念なことだ。

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